今年15周年を迎えた『プリキュア』シリーズ最初のアニメ『ふたりはプリキュア』より、「ふたりはプリキュア名言集 わたしたちはぜったい負けない」が7月14日発売。社会でがんばる大人たちに向けた名言集です。
以下、プレスリリースより抜粋。
絵本シリーズは年間100万部、おもちゃは女児向け市場のトップを走る、「プリキュア」。今年15周年を迎え、シリーズ最初のアニメ「ふたりはプリキュア」を見た女の子たちは20歳になり、また、なろうとしています。社会の入り口でがんばっている彼女たちに、プリキュアからエールを送りたい、そんな本が作れないかとこの企画を立てました。
私の本業は3歳から5歳児向け月刊誌「おともだち」の編集長です。
「おともだち」はプリキュアをメインキャラクターにしています。
子どもが”幼児期に受ける影響”について、あるキャラクター会社の方がこんなふうに言ったことがありました。
「幼い頃に繰り返し見たもの、 大好きだったものは、 自分のお小遣いを持つようになったとき、そのキャラクターがついたもので身のまわりを飾りたくなる。そんな形で戻ってきて、一生の友だちになるつきあいになります」
プリキュアは、子どもたちに「ぜったいあきらめない」「わたしがせかいをすくう!」気持ちを、日々持たせています。
実際、クレヨンの大きな文字で「ぷりきゅあはさいごまであきらめないからすき」と書かれた手紙を受け取ったことがあります。
そんなプリキュアを見て育った女性たちの心に、今、その言葉が力を与えるのではないか、と思い、この本に着手したのです。この名言集には、「ふたりはプリキュア」の主人公のセリフが、当時の画像とともに掲載されています。
「幸せって、今立っているこの場所から作るものじゃないの?」
「自分を大切にして何がいけないのよ!」
「私がどうしたいかなんて、なんであなたにわかるのよ!」
「そうね、よけいなことだったかもね。」「私はなんて意気地なしなんだろう」
「無理だとわかってても」「やんなきゃいけない時だって、私たちにはあるの!!」
「だから!」「私たちは!」「絶対に負けない!」
「希望を失わないでがんばれば」「明日はきっと」「いい日になるよ。」一方で、プリキュアになることへの葛藤や、家族や友だちとの関係、様々な”憧れ”の気持ちの中から生まれる、等身大の女の子のセリフをていねいに拾いあげた本でもあります。
主人公の声優、本名陽子さんとゆかなさんの巻末インタビューでは、第8話がふたりが一歩踏み出すための話だと語り、「主人公のふたりが名字から名前で呼び合うようになるのに2ヵ月かけるって、あんまりないですよね」と、物語制作の緻密さを細かく伝えています。「凛々しく、自分の足で立つこと」
プリキュアの初代プロデューサーの鷲尾 天さんは、プリキュアへ、この思いを託しました。このコンセプトがずっと引き継がれて、15年続く女児ものシリーズになっていきました。
編集の途中でゲラを読んでくれた10代から50代の女性が、それぞれに、この名言集から好きな言葉、気になる言葉について語り出すということもありました。
プリキュアファンならずとも、すべての女性(男性も)の背中を押してくれる本になったと自負しています。
社会でがんばる大人たちに向けた、初めてのプリキュア名言集を、どうぞ手にとって開いてみてください。「そこにはきっとあなたの不安に寄り添うひとことがあります。」
(鷲尾 天プロデューサー「はじめに」より)[編集担当・奈良部]
商品情報
ふたりはプリキュア名言集「私たちはぜったい負けない」
128ページ
定価:1200円(本体)
7月14日発売予定
©ABC-A・東映アニメーション