『あしたのジョー』連載開始50周年プロジェクトとして、オリジナルアニメーション『メガロボクス』が2018年春より放送開始。今回、ティザービジュアルとメインスタッフが解禁されました。
さらに、原作・高森朝雄氏の長男・高森城氏とちばてつや氏、監督の森山洋氏よりコメントも到着。あわせてご紹介します。
以下、プレスリリースより抜粋。
『あしたのジョー』連載開始50周年企画『メガロボクス』
名作『あしたのジョー』連載開始50周年企画として、オリジナルアニメーション『メガロボクス』が誕生!
八百長試合に身を沈めるボクサーが、運命に抗うために、自分の全てを駆けてリングで闘う姿を描く熱いオリジナルストーリー。2018年春、TVアニメが放送スタートとなります。放送に向けて、この度、ティザービジュアルが解禁となりました。
舞台となる地下のリングに佇む主人公の姿は、これから始まる熱い物語を感じさせます。また、本作を力強く描く実力派メインスタッフを解禁!
監督・コンセプトデザインに森山 洋(TVアニメ『進撃の巨人』ビジュアルコンセプト)、シリーズ構成・脚本に真辺克彦、小嶋健作(映画『ソロモンの偽証前篇・事件/後篇・裁判』脚本)、(映画『続・深夜食堂』脚本(共作))を起用。音楽は、国内外で活躍するアーティスト・mabanuaが担当。そして、アニメ『あしたのジョー2』で原作の世界観を魅力的に描いたトムス・エンタテインメントがアニメーション制作を手掛けます。
この度、原作の高森朝雄の長男の高森城、ちばてつや、および『メガロボクス』監督の森山洋より、オフィシャルコメントが到着しました!
オフィシャルコメント
■高森朝雄長男の高森城・オフィシャルコメント
ちば先生と父梶原一騎が、文字通り手を握ったことで生まれた矢吹丈が、ドヤ街に現れ、丹下段平と出会ってから50年という時間が経過しました。これほど長くこの作品を愛してくださった皆様に心からの感謝を申し上げます。半世紀という時はドヤ街をなくし、根性という言葉すら死語とさせましたが、ジョーたちの思いや生き方は、時代を感じさせることはないでしょう。『メガロボクス』では二人が作り上げた精神の部分を、どんな形で再現するのか、あるいはどのようにアレンジするのか、楽しみにしております。
■ちばてつや・オフィシャルコメント
『あしたのジョー』が来年連載開始から50年を迎えることになりました。
まだ若くて元気だった梶原さんとボクは、ジョーや力石達、登場人物に負けないくらい毎回真剣勝負で、夢中になって作品に向き合ってきました。
あとに真っ白な灰しか残らないくらい、一途に何かを追い求める。
どれだけ時代を経ても色あせない人間ドラマがあるとすれば、そんな姿勢にこそ共感が宿るんじゃないかな、と思います。
連載開始50周年というこの機会に、さまざまな企画が準備されていると聞いています。
あらためて長い間愛される作品に関われたことを誇りに思うと同時に、何よりもまずジョーを愛し続けてくださった、ファンの皆さんに感謝の気持ちで一杯です。
新作アニメ『メガロボクス』は、そんな『あしたのジョー』を愛してくださっているスタッフの皆さんが魂をこめて制作してくださっています。今の時代にふさわしい、全く新しい切り口の、でもどこかに普遍の核がある、骨の太い作品になるんじゃないかな、と、今から楽しみにしているんです。
■森山洋監督・オフィシャルコメント
好きな物語の主人公はいつも憧れで出来ていました。
決して交わることのない、自分とは別の世界に生きる彼らの考えや行動を理解したくてたまらなくなる。共感よりももっと強烈に心揺さぶられるものが憧れなんだと思います。
矢吹丈もそんな主人公の一人でした。
『メガロボクス』の主人公にもその思いを込めました。
自分勝手な人間たちが必死に抗い、闘い、ともに生きる。
そんな人間たちの物語を最高のチームで作りました。
“自分は今、何をしているか”
そう考えたことのある人にはきっと届く作品になると思います。
TVアニメ『メガロボクス』作品概要
2018年春TV放送開始!
薄暗い地下のリング。
JD(ジャンク・ドッグ)と呼ばれる男が
今日も八百長試合に身を沈めていた。
生きるために。
だが――。
彼は出会ってしまう。
自分のすべてを賭けて挑みたい、「運命」に。
<スタッフ>
原案:「あしたのジョー」(原作:高森朝雄、ちばてつや/講談社刊)
監督・コンセプトデザイン:森山洋
シリーズ構成・脚本:真辺克彦 小嶋健作
音楽:mabanua
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
製作:メガロボクスプロジェクト
© 高森朝雄・ちばてつや/講談社/メガロボクスプロジェクト