2005年4月よりテレビ放送されたアニメ『交響詩篇エウレカセブン』が劇場版3部作『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』として映画化が決定。今回、特報映像第1弾とティザービジュアルが解禁された。
シリーズの再起動にあたり、総監督・京田知己氏、脚本・佐藤大氏、キャラクターデザイン・吉田健一氏のオリジナル・スタッフが12年ぶりに集結。
さらに、TVシリーズで何度か言及されながらも正面からは描かれなかった「ファースト・サマー・オブ・ラブ」が明らかになるとともに、セリフを再構築し、新作映像と再撮影された新たな映像で構成される。
また、TVシリーズのサブタイトルに度々登場した「アクペリエンス」。これはもともとドイツのテクノユニット「Hardfloor」の曲名として有名な造語だが、今回、その「Hardfloor」が新曲「Acperience 7(アクペリエンス・7)」で参加。アニメーション部分だけでなく、音楽面もエボリューションしている。
誰も知らない新たな結末に向かって進んでいく新しい“エウレカ”に注目だ。
▲『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』予告動画
メインスタッフ コメント
◆総監督:京田知己
作りながら「この作品は本当に愛されてるのだな」と思うことが何度もありました。
それに応えるべく、出来る限りの嘘を排除して、再びみなさんに愛していただけるようなものをお届けできたら……と思います。
◆脚本:佐藤大
僕らにとって『エウレカセブン』は懐かしめる作品ではありません。
だからこそ、かつての『エウレカセブン』に影響を受けたという人たちを裏切らない、そして今のお客さんにとっても新鮮な新しい『エウレカセブン』を作りたいと思っています。
◆キャラクターデザイン:吉田健一
TV『交響詩篇エウレカセブン』の時は、世の中に挑戦するつもりでデザインをしていました。アニメキャラクターの絵柄の幅を広げたいという企みがあったのです。
今回、10年を経て『エウレカセブン』で作り上げた絵柄を世の中に再び送り出すことは意味のあることだろうと考えています。
◆挿入曲:Hardfloor(ハードフロア)
私たちはこれまでにも何度もインタビューでオーディエンスへ向けてのメッセージを求められてきましたが、私たちは自分たちの音楽についてのコメントは避けてきましたし、深いメッセージを込めて作曲を行ってはきませんでした。私たちは音楽自体がそれを語り、またリスナーが私たちの音楽から印象や物語、映像や意味といったものを自由に感じ取ってくれることを期待しています。「Acperience 7」を制作するにあたり、私たちはただHardfloorらしいトラックをプロデュースすることに専念しました。映画に合わせようとHardfloorらしくないトラックを制作するのではなく、Hardfloorらしくあることこそ京田総監督の求めてくれていたことだからです。
作品情報
【ストーリー】
10年前、世界を揺るがせた大事件「ファースト・サマー・オブ・ラブ」が起こった。
そこで父アドロックを失った息子のレントンは今、辺境の街ベルフォレストで塔州連合軍軍学校に通っていた。英雄と讃えられる亡き父。なにもない単調な毎日。レントンにとって自分の身の回りにあるすべてが息苦しかった。
そんなレントンの前に、世界最古のLFOニルヴァ―シュが突如姿を現す。そのコクピットから姿を現したのはエウレカだった。レントンとエウレカの、必然と偶然の間で揺れる出会い。それこそが人類と異種知性体スカブコーラルの未来の始まりだった。レントンとエウレカの旅路は、果たしてどこに行き着くのか!
注)LFO(Light Finding Operation)作中で使われる民間用の人型機械
【スタッフ】
総監督:京田知己/脚本:佐藤大/キャラクターデザイン:吉田健一
原作:BONES
監督:清水久敏/メインメカニックデザイン:河森正治/コンセプチャルデザイン:宮武一貴
デザインワークス:武半慎吾、齋藤将嗣、出渕裕、コヤマシゲト
キャラクター作画監督:藤田しげる、倉島亜由美/特技監督:村木靖/メカニック作画監督:阿部慎吾
メインアニメーター:柿田英樹、金子秀一、大塚健、横屋健太、長野伸明、工藤糸織
美術監督:永井一男/美術監督補佐:本庄雄志
色彩設計:水田信子/編集:坂本久美子
撮影監督:木村俊也/音響監督:若林和弘
音楽:佐藤直紀/挿入曲:Hardfloor
アニメーション制作:ボンズ
製作:バンダイナムコエンターテインメント、バンダイビジュアル、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、毎日放送、ボンズ
配給:ショウゲート
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