サウンド・プロデューサーのsasakure.UK(ササクレ・ユーケイ)氏によるボーカロイド楽曲「しゅうまつがやってくる!」を、人気作家の入間人間(いるま・ひとま)氏が小説化、書籍『しゅうまつがやってくる!―ラララ終末論。Ⅰ―』として2015年12月18日(金)より、全国書店およびインターネット書店にて発売されることが決定した。入間人間氏にとっては、本作が初のボーカロイド楽曲原案の小説となる。
小説『しゅうまつがやってくる!―ラララ終末論。Ⅰ―』を執筆した入間人間氏は、実写映画化もされた電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(イラスト/左)や、TVアニメ化された『電波女と青春男』(イラスト/ブリキ)など、独特の作風から生み出される世界観で多くのファンを魅了している作家。ボーカロイド・鏡音リンが歌う「しゅうまつがやってくる!」の世界を、入間人間が再創造した。イラストは、私立恵比寿中学の「仮契約のシンデレラ」サブカル盤ジャケットなどを手掛けるusi(ウシ)氏が担当。繊細かつポップなイラストが本書を彩る。
原案となる楽曲「しゅうまつがやってくる!」は、sasakure.UK氏による楽曲“終末シリーズ”の1つ。本シリーズは、ニコニコ動画で350万再生を記録する「*ハロー、プラネット。」を筆頭に、「しゅうまつがやってくる!」、「ぼくらの16bit戦争」、「ワンダーラスト」の4曲で構成され、再生回数がシリーズ累計860万再生を超える人気シリーズ。キャッチーな楽曲と深く心を打つ歌詞で形成された独自の世界観はさまざまな考察や憶測を呼び、ファンの心をとらえ続けている。
著者・入間人間氏よりコメント
この仕事を始めるまで、所謂ボーカロイドというものとは縁遠い人間でした。そんなやつになぜこうした仕事が任されたのか。実は自分にも分かりません。そういう流れがあって、そういう巡り合いがあったと思うほかありません。そしてこの歌にまつわる話も、そうした巡り合わせに想いを馳せるものではないかと思います。この歌と本に出会って悪くなかったと思えるような、そんな出会いが増えることを願って携わらせて頂きました。まずは第一巻、近々発売です。よろしくお願いします。
原案・sasakure.UK氏よりコメント
僕は入間さんの独特な表現や、読み手をハッとさせる展開がすごく好きで、入間さんなら “終末シリーズ”をもっと素敵で広がりのあるものへ昇華してくれるに違いない!という熱い想いと共に、この企画が始まりました。
今回入間さんに文章をお願いするにあたって、自分の作品と再び向かい合って、綿密に、本当にかなり綿密にプロットを纏め上げました…! 楽曲の中だけでは伝えきれなかった事やもっと表現したかった事を掘り下げながら、”終末シリーズ”を知ってくださる方々にも、新しく僕や入間さんを知ってくださる方にも楽しんで頂けるような作品を目指しました!
ぜひお手に取ってみて下さいね。
「しゅうまつがやってくる!―ラララ終末論。Ⅰ―」概要
【書名】 しゅうまつがやってくる!―ラララ終末論。Ⅰ―
【判型】 四六判
【ページ数】 256ページ
【定価】 本体1,000円+税
【発行】 株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス
【あらすじ】
愛のうた、ひとついかがですか――
文崎双葉(あやさき・ふたば)は普通の恋をしていた。相手は通学の途中、5分だけ一緒に過ごす男の子。だが、あるメールをきっかけに日常は一変する。
『コンニチハ、☆のひと! きみたちにステキな“しゅうまつ”がおとずれますように』。
『しゅうまつがやってくる! ―ラララ終末論。Ⅰ―』公式サイト
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