TV放映が決定した『放課後のプレアデス』制作発表会が、SUBARU STAR SQUARE(スバル恵比寿ショウルーム)で12月16日に開催された。
『放課後のプレアデス』は、「SUBARU×GAINAX Animation Project」として2011年にYoutube上で公開され、シリーズ総再生回数が150万回以上を記録する話題作。「すばる」ら5人の少女と「エンジン」を巡る物語は全4話からなる1話5分程度の映像作品で公開され、このたび発表から4年の時を経てTVアニメーション版の制作が決定した。
制作発表会ではゲストにメインキャストの高森奈津美さん(すばる役)、大橋歩夕さん(あおい役)、立野香菜子さん(いつき役)、牧野由依さん(ひかる役)、藤田咲さん(ななこ役)ら5名に加え、GAINAXの担当プロデューサー、ワーナー エンターテイメント ジャパンの制作プロデューサーが登壇し、本作の今後の展開や、アニメーションの魅力についてのトークが抽選で入場したファンの前で繰り広げられた。
また会場では初公開のPVが放映され、放映時期と放映局が発表。
2015年春より、TOKYO MXをはじめとした各局で放映が開始される。スバルの創業地である群馬テレビでも同時に放映開始予定だ。
トークショー
■ GAINAX
「アニメは表に出すまで時間がかかる、まるでダムを作っている気分。しかも原作のないオリジナルアニメなので、設定を作っているだけであっという間に時間が経ってしまいました。スバルというと男っぽい車種を作るイメージもありますし、ガイナックスも『エヴァンゲリオン』みたいな作品を多く手がけているので、この組み合わせで可愛い女の子を描くのは意外性がありますね」
この作品の見所は、という問いに対しては
■ GAINAX
「一見萌えアニメですが、単なる萌えで終わらないようにするのがこの作品の鍵ではないかと思います。タイトルにある『放課後』のもつ切なさが最初からのこの作品のイメージです。色々なことを思い出して見て下さい」
■ ワーナー
「男女ともに、幅広い層に楽しんで頂きたい作品です。すごくいいフィルムに仕上がっています」
と、両者ともに意気込みを語った。
もちろん、楽曲の音響効果の中に「エンジン音」が入っているなど、「スバル」とのコラボレーションも実現されている。
続いてメインキャスト5名も登壇。トークショーでは各キャラの印象や、4年越しとなるネクストステージへの意気込みを語り、ファンからは大きな拍手が起こった。
■ 高森奈津美さん(すばる役)
「すばるはYouTube版だと内向的な印象でしたが、TVでは芯の強さや行動力なども見え始めます。この4年間で培ったものを全部乗せて、よりパワーアップしたすばるを見せたいと思っています」
■ 大橋歩夕さん(あおい役)
「あおいは最初『部長のイメージで演じて』と言われ、ボーイッシュな印象の子だけど可愛い物が好きだったりと(TVでは)そうでないあおいもたくさん見られます。YouTube版で見せられなかったあおいの魅力を全ての力で引き出せたらと思います」
■ 立野香菜子さん(いつき役)
「いつきはおっとり、のんびり、天然な女の子で、打ち合わせでは『キレンジャーのイメージ』と言われて(笑)大食いで力持ち、というギャップを楽しんで下さい。スタッフの愛がいっぱい詰まった作品です」
■ 牧野由依さん(ひかる役)
「ひかるは頭の回転の早い子で、戸惑いや悩みがあっても一番先に答えにたどり着く子です。ボキャブラリーも面白いので、いろいろな幅の広い子だと思います。また演じられてすごく嬉しいのと、『プレアデス』はすごく力を持っている作品だと思います」
■ 藤田咲さん(ななこ役)
「ななこはYouTube版では『なんでここに居るのか』がわからないくらい変な子で、私にもわからない。でも『わからないのが魅力』なのかな。GAINAXさんがすごく大切に作っている作品なので、その思いを増幅させながら、楽しく作っているのが伝わればと思います」
彼女たちの4年間での成長も、『放課後のプレアデス』の見どころのひとつだろう。
フォトセッション
また、会場には『プレアデス』の衣装を身につけた「SUBARU BRZ GT GIRLS BREEZE」のフォトセッションも開催。ゲストらと共に会場に華を添えていた。
©GAINAX/放課後のプレアデス製作委員会