あみこが潜入！？メガハウス企画者インタビュー～ドラカプ編～

あみこが潜入！？メガハウス企画者インタビュー～ドラカプ編～ 2023.10.6 (Fri)

今回は、「あみあみ」の看板娘 あみこちゃんがメガハウス本社に突入！　人気シリーズの企画担当者さんから、フィギュアにかける思いやこだわりポイントを伺っちゃいます!!　登場するのはどんな人……!?

あみこ　というわけで、今日は「メガハウス」バーチャルプロモーション部新入社員のメガちゃんからご招待を受けて、都内某所にあるメガハウス本社にやってきましたデス！

メガちゃん

メガハウス
バーチャルプロモーション部
新入社員

誕生日　11月26日
身長　155㎝
おススメフィギュアシリーズ　P.O.Pシリーズ、G.E.M.シリーズ
好きなイラストレーター　あかつきごもく

あみこ　『ドラゴンボール』の世界観をギュッと詰め込んだカプセルフィギュア「ドラカプ」シリーズの企画を担当してきた、「ジャンボ」さん（文中敬称略）がお話してくれるデス～！　真面目なオフィスの片隅に突然設置されてる、掘り炬燵スペースにいるあの人が……？

ジャンボ　どうも！　入社してから20年ほど、ドラカプシリーズをずっと担当してきましたジャンボです。いまは「キャラクター物を離れておもちゃを作る！」と意気込んでトイ事業部に異動したんですが、なぜかまた『ドラゴンボール』や『ワンピース』フィギュアが追いかけてきたので担当しています（笑）。もちろんありがたい話ですけどね。

あみこ　メガハウスさんで展開してきた「ドラカプ」は、カプセルに収まるサイズに名場面が立体で再現されたジオラマなんデスネ。

▲ドラカプ RE BIRTH 超パワー覚醒編

あみこ　どれもすごくカッコいいデス～！　小さいのに奥行きがあったり、バーって広がって見えるような構図も、ジャンボさんがイチから考えてマスカ？

ジャンボ　そこが仕事の一番キモになるところですね。おかげで他の人たちとはアニメの見方がちょっと違ってて、普通に観ていると平面な絵でも、立体としてどの方向から見たらカッコいいかと考えながら、ずっと頭の中でグルグル回すようにして観ているんですよ。「あっ、いまのところは上から見たら面白そう!?」と思ったら巻き戻して、また上からのアングルを考えたりして。だもんで1本のアニメを観るのもゴリゴリに疲れますね。

あみこ　いつでもVRみたいな状態に変換して観てるとは！　あみこなら自分の頭の方がグルグルしそうデス……。

歴代悟空が集まったフィギュアの実物を拝見！

あみこ　そしてこれが今度発売になる、「プチラマDX ドラカプ RE BIRTH 01」デス！　子供の頃の悟空さんから成長した悟空さん、超（スーパー）サイヤ人に超サイヤ人3まで、4人の悟空さんがギュッと集まってて、どこから見てもハチャメチャにカッコいい!!

ジャンボ　今回のプチラマDXは、ドラカプを復活させるというコンセプトなんですが、『ドラゴンボール』では主人公である悟空だけというのをこれまでやっていなかったなということで、歴代の姿を集めてみました。

あみこ　ファンもそれぞれに思い入れがある姿デスネ～。

ジャンボ　こうして並べてみると面白いのは、同じ道着でもそれぞれ少しずつ色が違うんですよね。幼少期は少し色が濃くて、青年期以降は同じものでも、超サイヤ人、超サイヤ人3となるとオーラの発光でより色が薄く見えるようになっていく。そういったちょっとした違いも盛り込んでいかないといけないのは、ジオラマ形式の大変なところです。

ジャンボ　ロゴのある正面から見たときに全員の顔がきちんと見えるようにしながら、それぞれの角度でもカッコよく決まっているようにしたり。真後ろにはキャラがいないので360°という訳でもないですが、なるべく広い角度から楽しめるように配置しています。

あみこ　なるほどデス……。じつは今日は……ジャンボさんが考えたこのカッコいい配置を描いた、デザイン画があると聞いてマス！

ジャンボ　見たいんですか!?　これはイラストレーターさんに配置を伝えるためのめちゃめちゃラフなやつですけど……。

あみこ　おおー！

あみこ　ユーザーさんには直接お見せできないのが残念ですが、ラフといってもフィギュアになっているのと同じ配置がちゃんともう出来上がってマス！　この時点でジャンボさんの頭の中に、グルグル回して考えた立体があるのが伝わってくるデス～！

ジャンボ　実際にはここからイラストレーターさんにちゃんとしたデザインイラストを起こしてもらって、それを元に原型を造ってもらいます。こんなラフでも、描いてみないと判らないことがたくさんあるんですよね。

あとは原型を造っていく上で通常のフィギュアと違うのが、配置したキャラクター同士の間をうまく埋めてやらないといけないことですね。キャラ同士がぶつかりすぎても違和感があるし、離れすぎて密度感が下がるのもよくないので。それぞれの角度もなるべく並行にならないようにとか、原型として立体になってみて判ることも多いので調整に時間はかかりますね。さらに色がついて初めて見えてくるバランスなどもあるので、そこでまた位置関係から変更になることもあって、トライアンドエラーの集大成がこの完成品です。

あみこ　1人の悟空さんの位置が変わったら、全体のバランスもまた変わっちゃうのが大変デス！

ジャンボ　パーツ構成ではもう一つずっとこだわってきたポイントが、宙に浮いているキャラクターでもなるべくピン（支柱）を立てないようにしたいっていうことかな。悟空が空を飛んでいる時にも、そこにピンなんかないじゃないですか。エフェクトパーツで支えたり、キャラクター同士の重なりを利用したりといろんな手段で宙に浮かせているので、フィギュアを手にしたらぐるっと回してそんな部分も見てもらえたら嬉しいですね。

あみこ　見どころ聞きどころは尽きないですが、今日はそろそろお時間デス～。あとはユーザーの方に向けて、一言お願いするデス！