TVドラマ『あぶない刑事』『もっとあぶない刑事』、ファン待望のBlu-ray BOXがいよいよ登場!

今回、フィギュア付き 完全予約限定生産版(予約締切10月26日)に付属しているfigma「タカ」と「ユージ」についてトミーテック企画担当者様にお話をお伺いしました! スペシャルインタビューをお楽しみください!

原型師さんのセンスとマックスファクトリーさんの経験値が光りまくっています

――まずは、企画の経緯について教えてください!

トミーテック 企画立ち上げ時は元号がまだ「平成」でした。トミーテックは『あぶない刑事』の版権でミニカーの企画を豊富に展開しており、おかげさまで版権元さんからもご評価いただいておりました。弊社は、西部警察の版権でfigma木暮謙三を手掛けた実績もあり「あぶない刑事のフィギュアはどうか?」という話が発端です。やがて東映ビデオさんがあぶない刑事35周年としてリリースするBlu-ray商品へと統合される形で本企画が実現しました。

――トミーテックさんと『あぶ刑事』シリーズの関りについて教えてください!

トミーテック 2016年に公開されました映画『さらば あぶない刑事』において、映画に登場する車両の全面協力をとりつけられたことが大きなきっかけです。弊社ミニカー企画担当者が大の『あぶ刑事』ファンで、脚本家の柏原寛司さんと知り合いだったことから、東映様、セントラル・アーツ様に日産自動車様をご紹介しました。007シリーズではアストン・マーチンが重要なアイコンであるように、『あぶない刑事』にとっては日産レパード(F31)がそれにあたると思っています。

――figmaの制作期間はどれくらいかかりましたか?

トミーテック 原型制作などの具体的な作業が始まったのは2019年の春ごろです。作業の取っ掛かりとして、柴田恭兵さん・舘ひろしさんのお二人にお会いして数百カットの撮影した取材が懐かしいです。とても気さくにご対応いただきました(笑)。
原型制作のmonolithさんは何度も資料をみて綿密に正確に造形。それを都度マックスファクトリーさんと版元さんがチェック……。時間をかけてしっかりと原型を作りました。

――2人の魅力のひとつである衣装ですが、再現するにあたり苦労したことはありますか?

トミーテック 『あぶない刑事』といえば「バブル期のイケてるファッション!」ですよね。肩幅が広く、そのままズドンと下りていく大柄なシルエットなんですけど、これを可動で立体化するのは中々難しい……! 現代のピタっとした細身スーツの方が可動フィギュアとしては有利なの……何となく想像ができませんか? 
とはいえ、当時のファッションに対する再現度は崩したくなかったので……幅広でも野暮ったくならないようにスラリと流れるラインを取ったり、可動の為に服のシワの付け方を工夫したり、関節位置や裾の内側の形状を工夫したり……原型師さんのセンスとマックスファクトリーさんの経験値が光りまくっています。
シックなトーンでまとめられたダンディなタカと、セクシーで派手なユージの着こなしも大事な個性ですから、ボディはまったく別の造形です。お二人の身長差も再現しているんですよ。

――3Dインクジェット印刷によるリアルな表情が魅力ですが、注目してほしい点、苦労した点などありますか?

トミーテック リリースカットのデコマスは手塗りサンプルなので、インクジェット印刷の製品版と完全なイコールではないのですが、生産にあたってはマックスファクトリーさんにご指導いただき、彼らと同等の工程を踏襲します。
リアルな顔パーツを再現する上で大変だったことは、当時の映像作品中と現在のご本人とでは雰囲気が異なる点です。直近取材で今も昔も変わらない骨格の部分を抑えつつ、ひたすら作品映像を見直して当時の雰囲気を掴む作業を原型師さんが繰り返してくれたのはホント頭が下がります。「そうそう、こんな雰囲気だった!」と思ってもらえたら嬉しいですね。

――劇中で印象的な小物が付属しますが、選択の基準はなんでしょうか?

トミーテック 実は企画担当の当方は、『あぶない刑事』リアタイ世代ではないので、40歳代の上司を通じて“『あぶ刑事』ガチ勢”の方々に小物の候補挙げをお願いしました。そうして挙げられた候補から「あぶない刑事らしい」と思える小物を収録した次第です。二人を組みあわせて遊んだり、飾ったりする際のシーンづくりに使えるという点もかなり意識しています。
実際に劇中で登場する小物なので、Blu-rayの中身を見ていただいて答え合わせをしたり、figmaでシーンを再現するのも面白いと思いますよ(笑)。

自分流の“『あぶない刑事』ディスプレイ”を見せつけて欲しいですね!

――おすすめのカッコイイポーズや飾り方があれば教えてください!

トミーテック やはりBlu-rayの同梱品なので、作品を視聴してから劇中シーンを再現するのは楽しそうです。Blu-rayジャケットの隣にお気に入りシーンを再現したfigamを飾って、『あぶない刑事』好きをアピールするとか……。ファンの方にはSNSで自分流の“『あぶない刑事』ディスプレイ”を見せつけて欲しいですね!
ちなみに、当方のお気に入りは「二人でサングラスに手をかけて警察手帳を掲げる」姿です。吹き出し付けてイカすセリフを言わせたいですね(笑)。

――ドラマ『あぶ刑事』シリーズで特に好きなエピソードがあれば教えてください!

トミーテック 個人的には『あぶない刑事』の、港署がジャックされるという41話の「仰天」が好きです。署内で撃ちあうアクションもあり、クスっと笑えるコミカルな部分や内輪ネタもありで、お気に入りです。

――シャツ+ホルスター姿もぜひ製品化してほしいのですが、他バージョンのfigma化の可能性はありますか?

トミーテック あのスタイルもかっこいいですよね! 本作と全く同じ仕様のものを一般販売化することは無いので……本作が好評で、弊社のエライ人たちも説得できるぐらいの実績ができたらぜひトライしたいです。

――タカにショットガンを持たいのですが、リトルアーモリーでおすすめの組み合わせはありますか?

トミーテック タカのショットガンは正確にはM31のプロップモデル(撮影仕様)なので、リトアモで全く同じものはありませんが、ほぼ同形状のポンプアクションショットガンはあります。M870タイプというヤツですが、雰囲気もサイズ感も良いと思いますよ。それ以外にも、リトルアーモリーのシリーズはサイズがマッチしますから、自分なりの組み合わせを楽しんでも良いですよね!? おすすめです。

様々な作り手が魂を込めた立体です

――今後の『あぶ刑事』関連製品の展開予定などあれば教えてください!

トミーテック 弊社のミニカーももう少し商品化したい車種がありますので、いずれカタチにしたいと思ってます。

※画像には生産終了している製品も含まれます

▲トミカリミテッドヴィンテージ ネオ LV-N あぶない刑事Vol.9 日産セドリック HT V20ターボSGL (黒)
2021年10月発売予定!

――今後も邦ドラマ作品のフィギュアを制作する予定はありますか?

トミーテック 機会があれば、トオルさんも、薫ちゃんもfigmaにしたいです。薫ちゃんが和服姿で、頭に刺さった枝にウグイスがとまっている姿とか、トオルさんがバズーカ砲を担いでいるところなど、『あぶない刑事』だけでももっとカタチにしたい夢はあります。また、日本の他のドラマや映画などを題材にさせていただきたいなとも思っています。

――最後に、本商品の購入を検討している方にメッセージがあればお願いします!

トミーテック このfigmaは、版権元さん、マックスファクトリーさん、原型・彩色師や社内の『あぶない刑事』ガチ勢など、様々な作り手が魂を込めた立体です。この製品を手にする方は、おそらくかなりの『あぶない刑事』ファンだと思うので……その皆さんの期待に応えられるよう出荷まで全力投球して参ります。
もちろん、Blu-ray BOXですので映像がキレイです! 『あぶない刑事』ファンの方には絶対に購入して観ていただきたいです。figmaは完全予約生産品の特典ですので、あとで「買っておけば……」と思うくらいならば、ぜひぜひ予約しちゃいましょう(笑)。

――ありがとうございました!

映像と立体で『あぶない刑事』をたっぷりと楽しむことができる、

『あぶない刑事』 Blu-ray BOX VOL.1 タカフィギュア付き 完全予約限定生産
『もっとあぶない刑事』 Blu-ray BOX ユージフィギュア付き 完全予約限定生産

どちらも2022年9月14日発売予定! あみあみで好評予約受付中です!

トミーテック 公式サイトあみあみ/『あぶない刑事』 Blu-ray BOX VOL.1 タカフィギュア付き 完全予約限定生産 商品ページあみあみ/『もっとあぶない刑事』 Blu-ray BOX ユージフィギュア付き 完全予約限定生産 商品ページ© セントラル・アーツ
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