「あみあみメカスマ秘密基地」ではグッドスマイルカンパニーのブランド『メカスマ』にターゲットを絞って、その魅力をお届け!

今回はプラキットシリーズ MODEROIDで登場する「ダンガイオー」のサンプルレビューをお届けします!

※『メカスマ』とは?※

グッドスマイルカンパニーがメカ&ホビーを愛するユーザーに贈る、ロボット、メカニック、ヒーローをテーマにしたホビーブランド。

グッスマならではのクオリティと、ユーザーに負けない熱いハートを込めて送り出されるメカは、時代を超えて幅広い作品からのセレクトで、製品仕様もフィギュア、キット、合体トイなど様々な形態でメカの魅力を再現しています。

1987~1989年にOVAが発売された『破邪大星ダンガイオー』。当時のアニメシーンではリアルロボットが全盛のなか、新鋭スタッフが70年代スーパーロボットをオマージュしながら、濃厚なエッセンスを盛り込んで描かれた作品。
なかでも主役ロボットである「ダンガイオー(弾劾皇)」は、河森正治氏による4機合体の緻密なデザインと、大張正己氏による大胆なデフォルメを利かせた作画があいまって、ロボットアニメファンの心に深く残る魅力を持っていました。
そんなダンガイオーがこの2021年に、メカスマからプラキットMODEROIDとして登場!
大張正己氏描き下ろしのパッケージからも、当時と変わらない熱いパッションが伝わってきます。
今回は、素組みで完成させたサンプルをご覧いただきましょう。
組み立て前のパーツがこちら。A~Nの14枚のランナーからなります。
メカ部のグレーとボディ部分の濃紺、外装の白にアクセントとなる赤の4色成形で、スーパーロボットらしい明快なカラーリングを再現。
ここが気になる!!

もちろんMODEROIDではおなじみの彩色済みパーツも、各部に採用されています。

指先ほどになる顔パーツやメタリックな剣の細かい塗り分けに加えて……

腕部のブースター、胸などの縁取りの黒といった、全体の印象を引き締めてくれるちょっとした部分カラーが彩色済みになっているのも嬉しいポイント。

さらに、サイキックウェイブ用の手のひらは紋様をプリントした専用パーツとして別に用意。外装部の黒ラインを主としたシールも付属して、素組みでも充実した仕上がりとなります。

では、完成したサンプルをみていきましょう!
ちなみに組立て説明図ではダン・メカニック4機を組立ててから、ダンガイオーへの合体に移るという「合体」にこだわった段取りになっています。
この記事でも、まずはダン・メカニックからご覧いただきます。

4人の超能力者が乗り込む、宇宙戦闘機「ダン・メカニック」
変形に差し替えパーツを採用することで、戦闘機としてのシャープなフォルムが再現されています。
それぞれにベースの挿し込み穴が用意されていて、別売りの「THE シンプルスタンド×3」を使用することで飛行状態のディスプレイも可能となります。
頭部とバックパックに変形するミア機。
すらりとした機首と大推力のブースターを備えた後部の対比がカッコいい、リアルロボット物に登場しても違和感のないようなプロポーションです。

胸から腰、両肩を担当するロール機。
大きな両肩パーツが独特のフォルムをとりながら、両腕をブースターとすることで機能性も感じられるデザイン。
肩上部の外装が差し替えになっているので、上腕インテークが露出している機能性の表現がしっかり見て取れます。

両腕となるランバ機。合体後の必殺技「ブーストナックル」で、ランバが腕に搭乗したまま打ち出されることでも有名!?
俊敏な運動性を想像させる鋭角的なフォルムをもち、機首パーツのシャープさがその印象を際立たせています。
脚部になるパイ機は、4機の中でも最大ボリューム。
人型の中で大きなパーツである両脚の処理は合体・変形ロボットのデザインで常に課題となるポイントですが、合体時には胴体に収納される機首を差し替えパーツとすることで大型化してバランスを調整。脛と足首になる翼部や楕円形状の噴射口でシャープさを演出して、機体中央にある脚の太さを感じさせない仕上がりになっています。
ダンガイオーへの合体前に、もう一つの合体ギミックとして、第1話で登場したロール機とパイ機の強制合体状態も再現可能。接続部分に専用のジョイントパーツを使用して、大型爆撃機のような独特の形態が楽しめます。
ではいよいよ合体!

「クロスファイト! ダンガイオー!」

まずは各機の差し替えパーツのチェックから。
ミア機は機首を取り外し、両サイドの翼をバックパック状態のパーツへ交換。
ロール機は機首と両肩の翼パーツ、後部のフレーム部分を取り外し。腰周りの外装は、フレームから外してパイ機へと付け替えます。
ランバ機は機首を取り外して両腕を分離。翼のついたブースター部分を外します。
パイ機の機首は、左右外装とコックピット、下部を取り外し。後部のブースターと両翼も外します。
合体形態にした各機と、ダンガイオー形態の専用パーツを並べたのがこちら。
ミア機とロール機には互いを接続する頭部と首部分のパーツに、肩上部のカバー。
ランバ機はダンガイオー形態用のブースター部と、手首部分の突起パーツを取り付けます。
脚部を回転させたパイ機には脛パーツと足首を取り付け、胴体パーツでロール機と接続します。

「ダンガイオー、見参!!」

拳も取り付けて、劇中イメージそのままのダンガイオーが完成します!
各部の挿し込みも太めの軸でガッチリと合体して、ポーズをつけてもストレスなく遊べる強度になっていますよ。
改めて、素立ちでのプロポーションをチェック。 設定上での変形ギミックの整合性は取りつつも、劇中では合体前後であえてプロポーションの変化をつけて描かれていました。
そんな劇中の作画イメージそのままのプロポーションが完成します!
ここが気になる!!

写真でも全身の表面の自然な質感が伝わるでしょうか。全身のパーツには成形による表面処理が施されていて、プラっぽさのない仕上がりとなっているんです。

また、赤いパーツなどは、ニッパーで丁寧に二度切りしても白化が目立ってしまうものですが、両肩アーマーパーツにはゲート跡の目立ちにくいアンダーゲートを採用。
素組みで楽しめるように気を配った設計が嬉しいですね!

マッシブな人体のようにメリハリをつけて描かれたプロポーション。 外装の下の紺色のボディ部分などはキャラクターフィギュアのように造形され、合体モデルとは思えない逞しいボディラインに仕上がっています。
ここが気になる!!

大半の関節はボールジョイントと、合体時の軸の挿し込みで構成されていますが、がっしりとしたボディを支える脚部はABSの関節パーツの挟みこみを多用した構成。合わせ目消しや塗装後に後はめ処理をしたい人には気になるポイントですが、フレーム部分の切り欠きで対応しやすそうな設計になっています。

可動と付属パーツによる、バトルシーンの再現も万全です。破邪の剣・ダンガイソードは、柄も刀身も塗装済み!

両拳が一体になった「スパイラル・ナックル」専用の手首パーツや、手のひらに浮かぶリリス王家の紋章がプリント済みの「サイキック・ウェイブ」用手首パーツ。
ここが気になる!!

大きな両肩も、ボールジョイントと付け根の上下可動で腕の可動範囲を広く確保。腕を掲げ、両腕を胸の前で揃えるといったポーズも劇中イメージ通りに決めることができます。

そして、とどめの必殺技「サイキック斬」のポーズもダイナミックに!!
ダンガイオー形態では腰後部のパーツを交換することで、「THE シンプルスタンド×3」を使用したディスプレイが可能になっています。
差し替え変形により、合体前のシャープな機体と合体後のダイナミックなプロポーションを両立。どちらの形態でもバツグンのカッコよさを楽しめるメカスマの「MOEROID ダンガイオー」、まもなく発売です!!
(文 TAC☆)グッドスマイルカンパニー/MODEROID ダンガイオー 商品ページあみあみ/MODEROID ダンガイオー プラモデル 商品ページ©AIC ライツ※画像は開発中の製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。
※商品に付属しない備品を使用し撮影している場合があります。ご了承ください。