アニメーション作品『覇王大系リューナイト』の放映20周年を記念し、東京・青山のギャラリー「GoFa」にて【覇王大系リューナイト20周年記念】展が開催、本日2015年1月16日に、プレス向け内覧会が催された。明日からの一般公開を控え、作品関係者たちも多く駆けつけた会場の様子を、いち早くご紹介しよう。
▲入り口はビルの奥、2つのドアを開けて階段を登った2Fの先にある。
少々奥まっているので『リューナイト』のポスターを目印に進もう。
会場には『覇王大系リューナイト』のキャラクターデザインを務めたイラストレーター・そえたかずひろ氏の全面協力により、貴重な版権イラストやセル画、当時の原画やラフ画などが多数展示。まさに「肉筆」と言えるグラフィティの数々を間近で見ることが出来る。また、新規に描き起こされたアートグラフも展示販売するなど「会場初公開」となるアイテムも登場。本日の内覧会では、そえた氏ご本人(上写真)も来場されていた。
『覇王大系リューナイト』は、1994年から1995年3月28日までテレビ東京系で全52話が放送されたファンタジーロボットアニメ。TV放映後にOVAが製作されるなど、現在まで多くのファンを得ている。今回の20周年記念展では凛々しい「アデュー」、可憐な「パッフィー」、「リューナイト・ゼファー」をはじめとする勇ましいリュー達など、誕生から20年経っても『リューナイト』の色褪せない魅力とそえたかずひろ氏の筆致を、アーティスティックな雰囲気の中で堪能できる。
原画とセル画と同時展示など「アニメ作品ならでは」の展示方法も、今回の展示会のポイントのひとつ。鉛筆、コピック塗り、セル、CGと、20年の間で様々な技術で描かれた『リューナイト』の世界観が楽しめる。
キャラデザイナー・そえたかずひろ氏ミニインタビュー
今回の展覧会はそえた氏ご本人の発案に、関係各社の協力によって開催が実現した。展覧会の開催を記念して、そえた氏からamiami hobby news にメッセージを寄せて頂いた。
そえた氏 「描いていて大変だったのはパッフィーですね。ガルデンも好きでしたが、TV放映時に僕が作画監督をした回は2回しか無かったので、今回の展覧会では僕が図版を多く持っていたOVAのものが多めになっています」
今回の見所は、という質問には 「アナログで描いていた時代からデジタル作画のものまで飾っていますが、デジタルの画をここまで大きくプリントしたのは初めてかな。キャラを僕が描き、メカデザイナーの中沢さんが仕上げたアイキャッチ画では、TV画面では見えないほどの緻密な描き込みを見て頂けます」
▲こちらがインタビュー内にある、そえた氏と中沢氏による作品。版権イラストは基本的に「実際の表示や展示より大きめ」に描くため、原画では細部まで描き込まれているのが解る。
最後に、そえた氏からファンへ「アニメは僕達本人、ではなく作ったものが表に出る仕事なのですが、こういった催しをすることでファンの皆様に会って、直に作品を見て頂ければと思います。『リューナイト』はいまだに僕の代表作ですし、近年でも玩具やムックも好評と聞いています。この盛り上がりの中、展覧会に 多くのファンの方に来て頂ければ『リューナイト』の次なる展開へ繋がるかもしれませんね」 と、当時を振り返りながら暖かいメッセージを頂いた。
物販、イベント内催事など
期間中の会場ではそえたかずひろ氏のトークショーやサイン会、限定グッズの販売、ラテアートの販売など展示以外のイベントも開催予定。開催期間内にそえた氏がリアルタイムで仕上げるアートグラフの販売も予定されている。入場チケットはコーヒーチケット付の500円のものと、20周年記念缶バッチ付の800円のものが選べる。アデュー達の冒険に今も胸踊らせている騎士たる者達には、是非訪れてほしいプレミアムなイベントだ。
イベント概要
■開催期間:2015年1月17日(土)~2月1日(日) ※月曜日定休 (祝日除く)
■営業時間:12:00~18:00
■会場 : GoFa 東京都渋谷区神宮前 5-52-2 青山オーバルビル2F
■入場料 :500円(コーヒーチケット付)/800円(20周年記念缶バッチ付)
■限定グッズ:クリアファイル(2種)/タンブラーシート(2種)/タンブラーセット(2種)/描きおろしアートグラフほか
■ 特別企画
1/18(日)サイン会
1/24(土)トークショー
1/31(土)サイン会第二弾
※会場内は撮影禁止です(amiami hobby newsは撮影・掲載許可を頂いています)
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©伊東岳彦 集英社・サンライズ