[ 特集:M3 ] 自分の想いを偽らず、みんなに届けたい。楽曲に掛ける情熱と想い ―― 山村響/hibiku インタビュー

声優・山村響として、そしてアーティストとしてマルチに活躍する hibiku を「M3」の会場に訪ねた。

当初はブースの撮影ということで訪問したのだが、幸運にも彼女とスタッフの好意をいただき、インタビューを受けてもらうことが出来た。

人気アニメ『蒼き鋼のアルペジオ』のハルナ役として、またミュージシャンとしても着実な地歩を固めている 山村響/hibiku。

彼女が歌へ掛ける想い、楽曲に掛ける想いをたっぷりと聞いてきたので、是非ともご一読いただきたい。

 

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(以下、黒字:hibikuさん青字:インタビュアー)

 

―― はじめまして。宜しくお願い致します。

宜しくお願いします。

 

―― hibikuさんは「M3」の経歴は長いのでしょうか?

今回が初参加となります。以前からこういう即売会があるということは耳にしていたのですが、実際にどういう活動で、どういう雰囲気でおこなわれているか全然知りませんでした。

でも、今年春の「M3」を見学し、即売会はお客様との距離感が近いということ、サークル参加者も一般参加者も音楽に対する熱い想いを持っていることがわかり、今回の参加を決意しました。

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▲ CD購入者を対象に、握手&サイン会もおこなわれた。

―― 実際に参加してみて、ご感想はいかがですか?

見学をした時よりも「熱さ」を実感しています。参加者全員で「イベントを作っていこう」「音楽シーンを盛り上げていこう」という熱気が伝わってきて、鳥肌が立つ思いでした。

また普段は、お客さんがCDを購入してくれている姿を私自身が目にすることはできませんので、その姿を間近に感じられたのは、とても新鮮でした。

 

―― ブースを拝見して、一番最初に目に飛び込んできたのが、このロボットくんなのですが、どういう由来なのでしょうか?

1st アルバムの表題曲「hibiku the Universe」の製作時に生まれたキャラクターで「ココロボット」と言います。

そのミュージックビデオを撮影する打ち合わせで「忘れ去られてしまいそうな、大事な何か」という象徴を作りたいと思い、私がラフを描いたら、そのイメージ通りにスタッフが作成をしてくれたんです。

とても可愛らしく、思い入れが深いので、これからもマスコットキャラクターとして、色々なところに連れて行きたいなと思っています。

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▲ 1st アルバム「hibiku the Universe」。

―― お話に出ました、1st アルバムについて教えていただけますか?

リリースした当時 (2013年5月)、10代の頃から7年くらい続けてきた音楽活動の集大成として「思いのすべて」を詰め込みました。

デモ曲としてレコーディングしていたものもすべて歌い直して、そのとき出せる精一杯を、最高の状態で収録した1枚になっています。

私のことを最近知って「どんな曲を歌っているのかな?」というかたに、是非聴いていただきたいです。

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▲ 新譜「Plastic Shoes」。近日、Amazonにて販売予定。

―― New シングル「Plastic Shoes」について聞かせてください。

様々な人にとって、それぞれ「悔しい思い」というのがあると思うのですが、その「悔しい思い」をいつまでも悔しいままで塞いでいても仕方ないので、それを吹き飛ばそう! と自分を奮い立たせる意味で作った曲です。

ですから、かなり激しいロックナンバーになっていますし、疾走感のあるかっこいいサウンドに仕上がったと思います。

ライブでも盛り上がる曲だと思いますので、よろしくお願いします!

 

―― 声優・山村響として歌うキャラクターソングと、hibikuとしての個人活動において、歌い分けは意識されていますか?

キャラクターソングは、もちろん “キャラクターありき” ですから、歌を聴いた時に「あっ、このキャラクターだ!」と、想像してもらえるように歌おうと心掛けています。

逆に自分の歌は、そのままの自分を出せるように意識をしています。

 

―― 声優を目指されたきっかけをお伺いできますか?

『ポケモン』の主人公・サトシくんの “ひたむきさ” や “諦めない姿勢” に一目惚れをしてしまい、そのキャラクターに近づくにはどうしたらいいか調べていくうちに、サトシくんを演じている「声優」という職業の存在を知り、私もこういう仕事をしてみたい! と思ったのがきっかけです。

 

―― アーティスト「hibiku」として活動されていますが、名義を山村響ではなく、hibikuとしていることに理由はありますか?

声優として活動する時と、自分の音楽活動をする時ですと、ベクトルがやはり異なります。

声優のお仕事する時は、みんなで作り上げていくものに、自分が「ひとつのピースとしてはまる」ことを意識しています。

個人での音楽活動については、自分が「こういうものを表現してみたい」ということが先に立たないと動いていかないものですから、自分の中で (声優としてのお仕事とは) 切り替えが出来るように心掛けています。

あとは、山村響の「響」が「ひびき」と読まれてしまうことが多いですから、名前の読み方を認識してもらう上でも、ローマ字読みにしたら、わかってもらいやすいだろうし……アーティストぽいかな? って (笑)

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▲ M3では「hibiku the Universe」のライナーノーツ&フォトブックも頒布されていた。

―― アーティスト「hibiku」として、一番表現したい部分を教えてください。

「自分の想いを偽らない」「そのままの自分を伝える」ことです。

自分自身がやりたくないことを無理して個人のアーティスト名でやる必要は無いのかな、と思っています。

だから、自分が素直に “思ったこと” “感じたこと” を、スタッフに相談しながら、どうすれば聴いてくれるみんなに伝わって、楽しんでもらえるのかを考えながら活動しています。

 

―― ツイキャス (TwitCasting) での活動についても聞かせてください。

(インディーズでの活動のため) プロモーション活動は、自分自身でやるしかない! ということがきっかけになっています。

とにかく、自分の曲を聴いてもらう機会をつくりたいな、というところから「ツイキャス」での配信を始めました。

せっかく配信をするんだったら、ちゃんと顔出しをしたほうが、見てくださるみなさんにも、より伝わると思いましたし、自宅の一角ならいいかな、と。

みなさんにもリラックスをしてもらいたいので、私自身も、リラックスしてドリンクを傾けながら喋るという、今のスタイルが徐々に確立していきました。

それがみなさんに受け入れてもらえたので「続けていってもいいのかな?」という思いで、いまもおそるおそるやっています (笑)

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▲ SONYによる機材貸出があり、ハイレゾ楽曲を試聴することができた。

―― 今回のNewシングルは、ハイレゾでトラックダウンした楽曲も収録されていますが、お聴きになっていかがでしたか?

かねがね周囲から「ハイレゾ音源はいいよ」という評判を聞いていましたし、今日のブースでの試聴は、ハイスペックの機材をお借りできましたので、スタジオで演奏されているのを生で聴くような臨場感がありました。

歌声も、耳元で聴こえてくるような、まるで空間すら感じられるようで……これまでは、圧縮されていた音源を聞いていたんだな、という実感を覚えました。

 

―― 2014年の12月にはライブが控えているということで、意気込みをお願いできますか?

12月27日に、吉祥寺・Planet K でワンマンライブをおこないます。

ライブタイトルは「“hibiku PLANETARIUM” Winter Live 2014 〜Colorful〜」です。

1st アルバムが「hibiku the Universe」というタイトルなのですが、収録曲は自分にとって「輝く星々のような存在」だというコンセプトで制作しました。

その「星々」を、みなさんにお見せしたいという思いを込めて 、ライブのメインタイトルを “hibiku PLANETARIUM” にしました。

またライブのサブタイトルは、2014年年頭に立てた、声優としてもアーティストとしても幅広く「カラフル (Colorful)」に活動していきたい、という目標を達成出来たかな? と振り返る意味で、命名しました。

今年は、キャラクターソングもたくさん歌わせていただきましたし、アーティスト活動としてもシングルを2枚リリースできました。

その「私」の様々な部分を……色とりどりの部分を見ていただけるよう頑張りますので、宜しくお願いします。

いま自分に出せる「すべて」で、みなさんに楽しんでいただけるようなライブにしたいと思います。

 

―― hibikuさん、ありがとうございました。

ありがとうございました。

 

 

 

あらためて、インタビュー時の録音音声を聞き、ひとつひとつの言葉をしっかりと捉えることで、取材時よりもさらに彼女の音楽に掛けるひたむきさに感じ入り、打たれるものがあった。

どこまでもまっすぐで偽りのないピュアさは、この時代において宝石のように貴重である。

作業中、インタビュー音声を書き起こす手を何度か止め、彼女が「音楽活動の集大成」と言った 1st アルバムに立ち戻った。

 

原石から宝石へと進化していくhibikuの過去と現在が、そこには存在していたように思えた。

 

自己の研鑽もあっただろう、周囲の支えもあっただろう。

そしてその結果、磨かれた 山村響/hibiku という宝石が生まれ、角度によってさまざまな「カラー」を見せてくれていることが認識できた。

 

書き終えたいま、Newシングル「Plastic Shoes」を聴き、その疾走感あふれるサウンドを耳に感じながら、アーティスト「hibiku」の新しいカラーを “またひとつ” 発見できたことに喜びを感じている。

12月のライブでは、さらに磨きこまれ、きっと新しいカラーを見せてくれるであろうと願ってやまない。

 

[ 取材・撮影 amiamiblog.com / amiami hobby news ]

 

◆ ライブ情報 ◆

” hibiku PLANETARIUM ”
Winter Live 2014 〜 Colorful 〜

【日時】2014年12月27日(土)17:30開場 18:30開演

【会場】吉祥寺 Planet K

【チケット価格】前売3,200円(税込) 当日3,500円(税込)
※整理番号付き・ドリンクチャージは別料金。

チケットは e+ にて発売中

 


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